技能実習制度が見直されます

 これまで、賛否両論あった技能実習制度が、実態に則した形で見直されることになりました。
 大きな変更点は以下の2点です。

  1. 特定技能への円滑な移行を図られます。
     現在の技能実習制度では、技能実習終了後は、原則として本国に帰国し、身につけた技能を本国で活かすことが求められています。
     もちろん、技能実習終了後特定技能1号への移行する道もありましたが、職種によっては移行できないものもありました。
     新たな制度の下では、すべて特定技能へ移行ができるようになります。
  2. 本人の意向により転籍ができるようになります。
     これまでは、やむを得ない事情がある場合を除き、転籍は認められていませんでした。
     新たな制度の下では、一定の要件を満たす場合に、本人が希望すれば転籍ができるよになります。

 また、上記に合わせて、監理団体等の要件厳格化も行われる見込みです。

投稿者プロフィール

山本晃
山本晃
Akira Yamamoto

特定行政書士(申請取次行政書士)
行政書士登録番号 第21100489号
千葉県行政書士会所属
宅地建物取引士